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【ネパール】3日目:ボランティアとは何かを知る

2023年1月31日【ネパール研修】3日目

 

ネパール研修3日目で、今日からフィールドワークの始まりです。初日である今日は、これまでの活動の歩みを紹介してもらい、その後、フィールドワークに取り組みました。2015年の大地震によって、バネパ地域ではレンガ造りを中心とした家が倒壊しました。それを機に、日本をはじめとしたフランスやメキシコなど、世界中からボランティアが訪れ、バネパの道路や景観を復旧し始めましたが、新型コロナウイルスを境に活動が滞りました。

 

そんな中訪れた私たちは、6ヶ月前から始まった公園づくりに参加しました。実際、この活動は、6年前から計画にあったらしいのですが、十分な費用が確保できなかったため、中々始めることができませんでした。今回、私は、地域の人々と一緒に活動をする中で、人手の足りなさや、現在の日本にある便利な道具のなさを感じ、一昔前の日本の様子と照らし合わせてしまいました。また、雇われている人々の1日の収入は約800ルピーから約1300ルピーと聞き、大学生のアルバイトの時給と少ししか差がないことに衝撃を受けたと同時に、発展途上国では、このような収入だからこそ貧困が改善されていかないのではないかと疑問視することに繋がりました。

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午前中のフィールドワークを終えた後、地域の人たちに歓迎パーティを開催していただき、村長さんが「ボランティアが来てくれて本当に助かる」と言ってくださりました。村長さんをはじめ、村では多くの住民に温かく迎入れてもらい、外国人である私たちが地域の住民らと対等な立場で活動していく気づきとなりました。

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午後は片道45分歩き、UNESCOに登録されているチャンデシュワリ 寺(Chandeshwori Temple, Banepa)へ向かいました。赤レンガの外壁に、中は金色の壁という初めて見るヒンドゥー教のお寺に、目を奪われました。

 

毎日が、初めての体験ばかりで本当に充実し、出国前に抱いてた私の発展途上国に対する不安はいつのまにか消えてしましいました。自分で勝手に想像を作り出すのではなく、現地の生活を体験して発展途上国ならではの楽しさを見つけることを経験することの大切さを学びました。また、手作りのネパール料理は本当に美味しくおかわりする人が続出です。まだまだフィールドワークのスタート時点ですが、明日からも地域の人々と交流を大切にし、活動を頑張っていきます。

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