南木曽事前研修1日目!今日から研修が始まりました。初日ということでいろんなところを見学しました。まず、初めに妻籠宿へ行き、脇本陣奥谷についての説明を聞きました。父親は、家の主人であるということから1番良い席に座ることができ、風によって煙が来ないような衝立まで置かれているというのが印象的でした。一方で、当時は嫁姑の関係が強く現れていたことを知り、恐ろしさも感じました。Σ( ̄□ ̄|||)
写真の↓この場所は父親だけの特等席です。
また、ここの3階には隠し部屋があるらしく、昔の人はそこで密談をしていたようです。せっかくなら、隠し部屋に行ってみたかったけれど、柱の老朽化によりそれは無理でした。修理には莫大な費用がかかってしまうそうです。しかし、何百年もの間、住民憲章である「売らない、貸さない、壊さない」をもとにこの建物が昔のまま保存され続けてきたことはすばらしいことだと感じました。
そのあと、妻籠宿を散策しつつ、各自昼食を食べました。ほとんどの店が閉まっていて、開いていたのはたった2件のみ。高齢化の問題などもあり、多くの店がしまっているという光景を目の当たりにしました。それと同時に住民憲章によって、簡単には貸すことができないという状況の難しさを感じました。
ちなみに私は、昼食にとろろ蕎麦を食べました。今日はとても暑かったので、冷たくてとても美味しかったです。また、メニューに五平餅のほかにチーズ五平餅もあり、初めてのものにびっくりしました。
その後、男滝・女滝を見たり、一石栃立場茶屋という休憩所に行ったり、実際に中山道を少し歩いてみたりと、いろんな場所に行きました。その中で特に印象に残っているのが、一石栃立場茶屋に行って、たくさんの外国人観光客の方々が実際に妻籠に向かって歩いていたことです。インバウンドの影響があるということは聞いていましたが、思ったより多くの人が訪れていたのでとても驚きました。
私たちは今回妻籠での研修ですが、馬籠にも行きました。妻籠に比べて、様々な店があり、ガラス張りの店もありました。甘味処やカフェみたいなところも妻籠よりたくさんあったので、同じ宿場町でも、その地域ごと『保存と観光』の考え方が異なることを知りました。
その後、今回泊まる『マウンテン』というゲストハウスに向かいました。1日目にして、たくさんのところにいったのでみんな疲れていたけれどとても楽しかったです。
では、明日のブログもお楽しみに!(๑˃̵ᴗ˂̵)
執筆者:R.K.