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【異文化理解体験留学:Jump in 週末留学】2022夏(世界教養学科・Mさん)

こんにちは、Jumpin週末留学、受講生のMika です!
今回私は8月から1カ月間、名古屋外国語大学の学生さんと社会人の方と一緒にJumpin週末留学というプログラムに参加し、様々な国の人と文化に勉強しました。そこから学んだことについて書きたいと思います。

 

本プログラムには、以前イギリスに留学をしたとがありそこで様々な国の人と交流したことにより
帰国した後も色々の国の人や文化と触れ合う機会を作りたい!また英語を話す時間が欲しい!と思い参加しようと決めました。

合計8か国の授業を受講しそれぞれ各国のゲストスピーカーの方がお話してくださいましたが、今回はその中から特に記憶に残った2つの国の授業について、また受講後のプレゼンテーションについてお話したいと思います。

 

まずは!!ウガンダ!!です。
ウガンダのゲストスピーカーの方は人にも環境にも優しいブランド「Mwambale」の設立者パイアスさんにお話しして頂きました。
「Mwambale」は日本語で「おしゃれをしましょう」という意味でアフリカの色鮮やかな布を使って幸せを届ける届けるフェアトレード・ファッションブランドだそうです!ウガンダののシングルマザーの雇用機会を増やすことや持続可能なサステイナブルなファッションを広めることを目標にしています。実際にウガンダでは寄付と名の先進国からの古着が山積みになって処理できなくなっています。日本を含む先進国の大量生産・大量消費が地球環境に与える影響、人権侵害などについて考えるきっかけになりました。クラスの最後にはみんなでエシカル(倫理的・道徳的)なファッションアイテムのデザインを考えました。日本ではカラフルなお洋服は珍しいので皆さんワンポイントで帯、傘や服の一部にアフリカのカラフルな布を取り入れていました!

 

次は!!ネパール!!です。
ネパールでは2人のゲストの方にお話しいただきましたが、一人の方はバラモン(カースト制度最上級)の方もう一人の方はダリ(不可触民)の方でした。日本でははっきりとした階級は無く自由に職業を選択することが可能ですが、ネパールではカースト制度があり階級によって苗字や職業、日常生活が違います。お話の中で特に印象に残ったのはダリ(不可触民)の女性の方のお話でした。

「水を汲むのは大抵女性や子供の仕事だった。井戸から水を組む時に私達ダリは私達より階級が上の人と同じ井戸の使用は認められていなかったため、より不便な場所へ水汲みに行かなければいけなかった。中々終わらなくて学校に遅刻すると今度は先生になぜ遅刻したのかと叩かれた。学校に行くモチベーションはどんどん下がっていった。」

女性のダリ現は男性より差別を受けることも多いそうで、幼くして結婚することも珍しくないそうです。彼女は現在彼女のこのような経験を基に女性(特に不可触民)に対して教育の機会を設けるとともに社会へ出る手助けする活動をしているそうです。このお話から現在ではカースト制度は廃止しているとはいえ、まだ階級による差別があることに衝撃を受けました。ネパール国内からだけではなく私達国際社会の支援も必要だと感じました。

 

最後に卒業プレゼンテーションについてですがテーマは「クラスからの学び×自分の興味」でした!

私は様々な国の授業を受講した中でメキシコでは伝統的なダンス、タイではグリーンカレーなどダンスや食事通してその土地の伝統を伝えることができることに気づき、「イギリスの食文化と歴史」について紙芝居をしながら発表しました!
クラスの皆さんはイギリス料理に対して美味しくないや口に合わないというイメージがあったためそれは一体どうしてなのか、

調理法(食材本来の食感が分からなくなるまで調理する、好みに応じて味付けすることを前提とした味付け)
材料(イギリスはかつて氷食地であったため土の栄養がなく野菜が育たない、天気は曇りが多い→ジャガイモ)
文化(昔の上流階級のジェントルマンがフランス文化を拒んだため)

 

の3つの観点からお話ししました。またフィッシュアンドチップスやスターゲイジパイなどの伝統料理についても歴史的な観点から説明しました。そして最後に実際に私がイギリスで生活していた時のディナーを準備し普段イギリスでは何が食べられているのかをお伝えしました!(写真撮るの忘れてしまいました、すみません)

以上で授業の紹介はおわりですが、今回のJumpin週末留学の授業を通して様々な国の文化、食事、社会問題について学ぶことができました。
島国の日本にいると多様性や外国の文化に触れることが少ないと感じます。だからこそこのような機会を通して世界を見ることが大切だなと気付きました!

 

(執筆者:世界教養学科・M)

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