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【ネパール】6日目

この日もいつも通り地域住民が鳴らしにやって来る、敷地内にあるお寺の鐘の音で目覚めました。ネパールに来てから、スマホの電子的なアラーム音ではないもので起きているので、なんだか朝からすっきりとした気分でした。

午前中は昨日に引き続き、公園造りを行いました。機械は全く使わずにシャベルや一輪車のみの手作業で全てを行うのは、正直途方もないことだと感じてしまいました。しかし限られた時間の中、土を掘る人、運ぶ人、平らにならす人と作業を分担して行ったことで、初めは大きな石が転がりデコボコで公園としては危険だったのが、それらは取り除かれ平らになりました。成果が目に見えて分かるとより大きな達成感を得ることができ、同時に明日の作業へのモチベーションも上げることができました。

午後は各自フリーだったので私は友人と町まで降り、ネパールの女性が身につけているブレスレットに興味があったので、現地の女性たちで賑わっていたアクセサリーショップに立ち寄りました。そこには数え切れないほどの種類の商品が並んでいて自分たちではどれが良いのか分からなかったため、店員さんにおすすめのブレスレットを尋ねました。すると日本人の私たちに対しても快く対応してくれ、次から次へと商品を紹介してくれました。英語と少しのネパール語で会話が成り立つのがとても嬉しかったです。

町からハウスまで戻るときに、麓でサッカーをしている少年たちに出会いました。かなり勇気を出して声をかけてみると、一緒にサッカーに混ぜてもらえることになりました。絶妙にデコボコした畑のようなところでのサッカーは身体的に辛かったですが、気づいたら1時間経っているくらいに熱中して遊んでいました。初めて会った子供たちと遊ぶことなど今の日本ではほとんどないので、とても新鮮で素直に楽しむことができました。

ハウスへ戻り、時間があったので近所の子供達に手伝ってもらいながら、ホースから出る冷水で頭を洗いました。日本ではもちろん経験したことのない方法であったので初めは戸惑いましたが、昼間に洗ってしまえば冷たさも気持ちよく感じるほどには適応できるようになりました。

行ってみて感じたことは、フリーデーは自分の行動次第で得られるものが大きく変わってくるということです。ただ町を歩いて観光客のように過ごすのも悪くはないですが、せっかくなら現地の人々、子供たちと自分から関わっていこうという思いを持って寄っていった方が圧倒的に濃い経験をすることができたと感じました。拙い英語と覚えたてのネパール語だけでも現地の人々とは深く関わることができ、彼らの温かさを沢山受け取ることができたので、皆さんにも自分をオープンにしてコミュニケーションを取ることを恐れないで大丈夫なのだと知ってほしいです。

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