2022年夏季本研修3日目です。この日はこれまでインタビューした方とは違い、団体組織の会長や局長、そして南木曽町の町長のお三方にお話をお伺いしました。まず南木曽町商工会会長の伊藤さんに商工会としての取り組みや、南木曽町で商売をされている方の雰囲気、南木曽町の課題についてお話していただきました。次に元中学校校長で、現在南木曽町商工会事務局長の勝岡さんに事務局での取り組みや南木曽町での企業や継業のメリットやアピールポイント、そして中学校での地元学の取り組みについてインタビューしました。そして南木曽町の向井裕明町長から南木曽町の歴史や現状についてお話をお伺いすることができました。この日の活動で南木曽町の商売や移住の現状を把握することができ、南木曽町の課題とアピールポイントを見つける事ができました。
午後はヤギ牧場「MAUKA LANI GOAT FARM」を訪ねました。牧場を経営されている三輪さんは元地域おこし協力隊で南木曽町でヤギ牧場開業の夢をかなえる為に南木曽町に移住されました。牧場は山に囲まれている開かれた土地に数多くのヤギが放牧されており、まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界のような空間でした。牧場ではヤギのミルクを使った食べ物が売られており、執筆者はマンゴーとリリコイジャムの添えられたリコッタチーズを食べました。普段食べるチーズとは味の面で違いはありましたが、スイーツ感覚で食べれるとてもおいしいチーズでした。
そしてこの日は二日間一緒に過ごしたOB・OGの先輩方とお別れをしました。研修で初めてお会いした方たちばかりでしたが皆さんとても気さくで優しく、宿泊している「結い庵」では南木曽での活動の話だけではなく、先輩として相談に乗ってくれたりもしました。コロナ禍になり学年の垣根を超えた関係作りが中々できない昨今ですが、先輩方と仲良くなれるのも地域創生科目の一つの魅力なのかなと思いました。
執筆者;伊神春香